防犯カメラとセキュリティカメラの違いを徹底解説！

「防犯カメラ」と「セキュリティカメラ」、どちらも犯罪抑止や証拠撮影を目的とした機器ですが、その違いを明確に理解していますか？

実は、明確な定義の違いはなく、ほぼ同義語として使われています。

この2つの言葉が持つニュアンスや、一般的にどのように使い分けられているのかを解説します。

さらに、それぞれの言葉でイメージされる代表的なカメラの種類や特徴、設置場所別の選び方まで、この記事を読めば全て分かります。

大阪府防犯・東大阪市セキュリティ対策だけでなく、全国で検討中の方、最適なカメラ選びで迷っている方は必見です。

このブログで、あなたの家に最適なカメラを見つけて、安全・安心な暮らしを実現して頂ければ幸いです。

1. 防犯カメラとセキュリティカメラの違いとは

「大阪防犯カメラ」と「東大阪セキュリティカメラ」、エリアに関わらずどちらも犯罪やトラブルから守るためのカメラというイメージがありますが、厳密にはどう違うのでしょうか？

この章では、言葉の定義や一般的な認識、機能面での違いについて詳しく解説します。

1.1 言葉の定義と一般的な認識

実は、「防犯カメラ」と「セキュリティカメラ」に明確な定義の違いはありません。 

一般的には、「防犯カメラ」は犯罪の抑止や証拠撮影を目的としたカメラを指し、「セキュリティカメラ」はより広義で、防犯だけでなく、事故や災害の監視、業務効率の向上など、様々な用途で使われるカメラを指すことが多いです。

つまり、防犯カメラはセキュリティカメラの一種と捉えることができます。

名称	主な目的	対象
防犯カメラ	犯罪の抑止・証拠撮影	侵入者・窃盗犯など
セキュリティカメラ	防犯・安全管理・監視・業務効率向上など	侵入者・事故・災害・従業員など

近年では、AIを搭載した高機能なカメラが登場し、「スマートセキュリティカメラ」と呼ばれることもあります。 

これらのカメラは、人物や物の検知、顔認証、異常検知など高度な機能を備え、より効果的なセキュリティ対策を実現します。

例えば、不審な動きを検知して自動的に録画を開始したり、スマートフォンに通知を送信したりする機能も搭載されています。

1.2 機能面での違いはあるのか

「防犯カメラ」と「セキュリティカメラ」という言葉自体に機能的な違いはありません。

しかし、それぞれの用途によって搭載されている機能が異なる場合があります。

例えば、防犯を目的としたカメラには、夜間撮影機能や動体検知機能、人感センサーなどが搭載されていることが多いでしょう。

一方、従業員の監視や業務効率向上を目的としたカメラには、広範囲を撮影できる魚眼レンズや、音声録音機能などが搭載されている場合があります。

カメラ選びの際は、「防犯カメラ」や「セキュリティカメラ」といった名称ではなく、必要な機能や性能を重視して選ぶことが重要です。

機能	説明	用途例
夜間撮影機能（赤外線・暗視）	暗い場所でも鮮明な映像を撮影	夜間の屋外監視
動体検知機能	動きを検知して自動的に録画を開始	侵入者の検知
人感センサー	人の動きを検知して自動的に録画を開始	不審者の早期発見
音声録音機能	映像と共に音声も記録	トラブル発生時の状況把握
防水・防塵機能	屋外設置に対応	玄関・駐車場の監視
パン・チルト・ズーム機能（PTZ）	カメラの向きやズームを遠隔操作	広範囲の監視
クラウド録画機能	録画データをクラウド上に保存	データの消失防止

これらの機能以外にも、カメラの画質（解像度）、視野角、録画方式、設置方法、価格なども重要な選定基準となります。

 目的に合わせて最適なカメラを選び、効果的なセキュリティ対策を行いましょう。

2. 防犯カメラの種類と特徴

防犯カメラは、その仕組みや接続方法によっていくつかの種類に分けられます。

それぞれの特徴を理解することで、設置場所や目的に最適なカメラを選ぶことができます。

2.1 アナログカメラ

アナログカメラは、映像信号をアナログ形式で伝送する従来型のカメラです。

同軸ケーブルでレコーダーに接続し、録画を行います。

2.1.1 メリット・デメリット

メリット	デメリット
価格が比較的安い	画質が低い
シンプルなシステム構成	デジタル化に対応していない
既存のアナログシステムに組み込みやすい	遠隔監視が難しい

2.2 ネットワークカメラ

ネットワークカメラ（IPカメラ）は、映像信号をデジタル化してネットワークに接続するカメラです。

LANケーブルやWi-Fiで接続し、パソコンやスマートフォンから遠隔で監視できます。

PoE給電に対応したモデルも多く、電源工事の手間を省けます。

2.2.1 メリット・デメリット

メリット	デメリット
高画質	アナログカメラより高価
遠隔監視が可能	ネットワークの知識が必要
高度な機能（動体検知、顔認識など）を搭載可能	ネットワーク障害の影響を受けやすい

2.3 ワイヤレスカメラ

ワイヤレスカメラは、無線通信（Wi-Fiなど）で映像データを送信するカメラです。

配線工事が不要なため、設置が容易です。

バッテリー駆動のモデルも存在し、電源のない場所にも設置できます。

設置場所の自由度が高いことが大きなメリットです。

2.3.1 メリット・デメリット

メリット	デメリット
設置が簡単	電波干渉の影響を受けやすい
配線不要	データ通信量が多い
設置場所の自由度が高い	セキュリティの脆弱性

これらのカメラは、それぞれに異なる特徴を持つため、設置場所や目的に合わせて適切なカメラを選択することが重要です。

例えば、高画質で遠隔監視がしたい場合はネットワークカメラ、設置の手軽さを重視する場合はワイヤレスカメラが適しています。

また、既存のアナログシステムにカメラを追加したい場合は、アナログカメラが選択肢となります。

設置場所の環境や予算、必要な機能などを考慮して最適なカメラを選びましょう。

3. セキュリティカメラの種類と特徴

セキュリティカメラは、その形状や機能によって様々な種類に分類されます。

ここでは、代表的なセキュリティカメラの種類とその特徴について解説します。

3.1 ドーム型カメラ

ドーム型カメラは、その名の通りドーム状の筐体にレンズが内蔵されたカメラです。

天井や壁面に設置されることが多く、設置場所を選ばないのが特徴です。

コンパクトで目立ちにくいデザインであるため、設置環境に馴染みやすく、威圧感を与えにくいというメリットがあります。

また、レンズの向きが分かりにくいため、死角をなくしやすく、犯罪抑止効果を高めることができます。

3.1.1 メリット・デメリット

メリット	デメリット
設置場所を選ばない	設置場所によっては死角が生じる可能性がある
目立ちにくい	ズーム機能が限定的な場合がある
レンズの向きが分かりにくい
比較的安価

3.2 PTZカメラ

PTZカメラは、パン(Pan：水平方向の回転)、チルト(Tilt：垂直方向の回転)、ズーム(Zoom：拡大・縮小)の機能を備えたカメラです。

遠隔操作でカメラの向きやズーム倍率を調整できるため、広範囲を監視したり、特定の被写体を追跡したりするのに適しています。

また、プリセット機能を利用することで、あらかじめ設定した複数の監視ポイントを自動的に巡回させることも可能です。

3.2.1 メリット・デメリット

メリット	デメリット
広範囲を監視できる	価格が高い
特定の被写体を追跡できる	操作に慣れが必要な場合がある
自動巡回が可能

3.3 バレット型カメラ

バレット型カメラは、筒状の筐体にレンズが搭載されたカメラです。

特定の方向をピンポイントで監視するのに適しており、屋外への設置に適した防水・防塵性能を備えたモデルも多数あります。

また、赤外線照射機能を搭載したモデルは、夜間でも鮮明な映像を撮影することが可能です。

設置場所としては、玄関や駐車場、通路などが挙げられます。

3.3.1 メリット・デメリット

メリット	デメリット
特定の方向を監視しやすい	設置場所によっては目立ちやすい
屋外設置に適したモデルが多い	監視範囲が限定的
赤外線照射機能搭載モデルが多い

これらの他にも、魚眼レンズを搭載した360度カメラや、AI機能を搭載したスマートカメラなど、様々な種類のセキュリティカメラが存在します。

設置場所や目的に合わせて最適なカメラを選ぶことが重要です。

設置場所の環境や監視したい範囲、必要な機能などを考慮し、最適なセキュリティカメラを選びましょう。

4. 防犯カメラ・セキュリティカメラを選ぶ際のポイント

防犯カメラ・セキュリティカメラを選ぶ際には、設置目的や環境、予算などを考慮し、最適な機種を選ぶ必要があります。

様々な機能や特徴を理解し、比較検討することが重要です。

以下のポイントを参考に、最適な一台を見つけましょう。

4.1 画質

画質は、鮮明な映像を記録するために非常に重要な要素です。

高画質であれば、人物の特定や証拠としての価値も高まります。

画質は、解像度で表されます。数値が高いほど高画質となります。

4.1.1 解像度の種類

• 200万画素：最低限の画質。人物の特定は可能だが、細かい部分は判別しづらい。
• 400万画素：主流の画質。人物の特定やナンバープレートの識別も可能。
• 500万画素：より高精細な映像を記録可能。証拠としての価値も高い。
• 800万画素：非常に高精細な映像を記録可能。広範囲をカバーする場合にも最適。
• 4K：800万画素以上の超高画質。細部まで鮮明に記録できる。

設置場所や目的に合わせて最適な解像度を選びましょう。 

例えば、広範囲を監視したい場合は高画素、近距離で人物を特定したい場合は200万画素でも十分な場合があります。

4.2 録画機能

録画機能は、証拠を残す上で不可欠です。録画方式や保存期間などを確認しましょう。

4.2.1 録画方式

• 常時録画：常に録画を続ける方式。容量が大きくなるため、定期的な削除が必要。
• 動体検知録画：動きを検知した時のみ録画する方式。容量を節約できる。
• スケジュール録画：指定した時間帯のみ録画する方式。特定の時間帯のみ監視したい場合に有効。

4.2.2 保存期間

保存期間は、容量や録画方式によって異なります。

必要な保存期間を考慮し、適切な容量のストレージを選びましょう。 

クラウドストレージサービスを利用することで、より長期間の保存も可能です。

4.3 センサーの種類

センサーの種類によって、検知できる範囲や精度が異なります。

• 人感センサー：人の動きを検知するセンサー。動体検知録画と組み合わせて使用されることが多い。
• 赤外線センサー：熱を検知するセンサー。夜間や暗闇での監視に有効。
• 焦電センサー：煙を検知するセンサー。火災の早期発見に役立つ。

設置場所や目的に合わせて最適なセンサーを選びましょう。

4.4 スマホ連携

スマホ連携機能があれば、外出先からでもカメラ映像を確認したり、操作したりすることができます。リアルタイムで状況を確認できるため、防犯対策として非常に有効です。

4.4.1 スマホ連携のメリット

• 外出先からの映像確認
• 遠隔操作
• 通知機能

4.5 価格

価格は、機能や性能によって大きく異なります。予算に合わせて最適な機種を選びましょう。

価格帯	特徴
低価格帯	基本的な機能を備えたエントリーモデル。画質や機能は限定的。
中価格帯	バランスの良いモデル。様々な機能を搭載し、コストパフォーマンスに優れる。
高価格帯	高画質・高機能モデル。高度な機能を搭載し、より高度な防犯対策が可能。

価格だけで判断するのではなく、必要な機能や性能を考慮して選びましょう。

5. 防犯カメラ・セキュリティカメラの設置方法

防犯カメラ・セキュリティカメラの設置方法は、大きく分けて業者に依頼する方法と自分で設置する方法の2種類があります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、状況に応じて最適な方法を選びましょう。

5.1 業者に依頼する場合

業者に依頼する最大のメリットは、専門知識を持った業者によって適切な設置場所の選定、カメラ機種の選定、配線工事などを任せられることです。

また、設置後のメンテナンスやトラブル対応も任せられるため安心です。

デメリットとしては、費用が比較的高額になる点が挙げられます。

5.1.1 依頼の流れ

1. 現地調査と打ち合わせ
2. 機器の選定と契約
3. 設置工事
4. 動作確認と引き渡し

5.2 自分で設置する場合

自分で設置する最大のメリットは、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えられることです。

また、設置場所やカメラの角度などを自由に調整できる点も魅力です。

デメリットとしては、ある程度の専門知識が必要になる点です。

配線工事や設定などを自分で行う必要があるため、電気工事の知識がない場合は難易度が高くなります。

また、設置に失敗した場合、機器の故障や事故につながる可能性もあるため注意が必要です。

設置後のトラブル対応も自身で行う必要があります。

5.2.1 設置手順（ワイヤレスカメラの場合）

1. 設置場所の決定：設置場所の選定は、死角をなくし、効果的に監視できる場所を選びましょう。設置高さや角度も重要です。
2. カメラの設置：カメラをブラケットに取り付け、設置場所に固定します。ネジ止めが必要な場合は、適切な工具を使用しましょう。水平器を使ってカメラの角度を調整します。
3. 電源の接続：コンセントに電源アダプターを接続します。一部のカメラは、ソーラーパネルやバッテリーで駆動するものもあります。
4. Wi-Fiへの接続：スマートフォンアプリを使用して、カメラをWi-Fiルーターに接続します。SSIDとパスワードを正しく入力しましょう。
5. 初期設定：アプリを使用して、カメラの画質や録画設定、モーションセンサーの感度などを設定します。
6. 動作確認：カメラの映像が正しく表示されるか、録画が正常に行われているかを確認します。必要に応じて、カメラの角度や設定を調整します。

5.2.2 設置時の注意点

• 配線工事を行う場合は、感電の危険があるため、必ずブレーカーを落として作業しましょう。
• 配線は、壁の中に隠蔽配線するか、モールなどを使用して保護しましょう。
• カメラの設置位置は、プライバシーに配慮し、他人の敷地や道路などを撮影しないように注意しましょう。法律や条例に抵触しないよう設置することが重要です。
• 防水・防塵性能を確認し、屋外に設置する場合は適切なカメラを選びましょう。

項目	業者設置	DIY設置
費用	高額	安価
手間	少ない	多い
専門知識	不要	必要
設置精度	高い	低い
メンテナンス	容易	難しい

設置方法を選ぶ際には、費用、手間、設置精度、メンテナンス性などを考慮し、自身に合った方法を選択しましょう。

設置に不安がある場合は、無理せず業者に依頼することをおすすめします。

6. 防犯カメラ・セキュリティカメラに関する法律と注意点

防犯カメラ・セキュリティカメラの設置や運用は、個人のプライバシーや肖像権に関連する法律に触れる可能性があります。

トラブルを避けるためにも、設置前に関連法令を理解し、適切な運用を心がけることが重要です。

主な法律と注意点を以下にまとめました。

6.1 個人情報保護法

個人情報保護法は、個人情報の適切な取扱いを定めた法律です。

防犯カメラで撮影した映像は個人情報に該当する場合があります。

特に、個人が特定できるような鮮明な映像や、音声を含む映像は注意が必要です。

撮影した映像の保管方法や利用目的を明確にし、不用意に第三者に開示しないようにしましょう。

6.2 肖像権

肖像権とは、個人が自分の容姿や姿態を無断で撮影・公開されない権利です。

防犯目的であっても、他人の敷地や私的な空間を無断で撮影することは肖像権の侵害にあたる可能性があります。

撮影範囲を必要最小限に絞り、他人のプライバシーを侵害しないように配慮しましょう。

6.3 プライバシー権

プライバシー権とは、個人が私生活上の情報をみだりに公開されない権利です。

防犯カメラの設置場所や撮影範囲によっては、プライバシー権の侵害にあたる可能性があります。

特に、寝室や浴室など私的な空間を撮影することは避けましょう。

6.4 軽犯罪法

軽犯罪法では、「正当な理由がないのに、人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見た者」は処罰の対象となります。

防犯カメラを覗き見目的で使用することは違法です。防犯目的以外での使用は絶対にやめましょう。

6.5 迷惑防止条例

各都道府県には迷惑防止条例が制定されており、盗撮行為などを禁止しています。

防犯カメラを盗撮目的で使用することは違法です。

条例の内容は地域によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

6.6 道路交通法

道路上に防犯カメラを設置する場合、道路交通法の規制を受ける場合があります。

道路管理者の許可が必要となる場合があるので、事前に確認しましょう。

6.7 マンション・アパートなどの集合住宅における注意点

マンションやアパートなどの集合住宅に防犯カメラを設置する場合、管理組合の規約を確認し、許可を得る必要があります。

共用部分への設置は特に注意が必要です。 他の居住者のプライバシーへの配慮も重要です。

6.8 設置場所別の注意点

設置場所	注意点
玄関	道路や隣家を撮影しないように注意
駐車場	ナンバープレートの読み取り可能な高画質カメラが効果的
庭	隣家の窓や敷地内を撮影しないように注意
リビング	プライバシーへの配慮が必要
子供部屋	プライバシーへの配慮が特に重要

防犯カメラ・セキュリティカメラは、正しく使用すれば防犯対策に非常に有効なツールです。

しかし、法律や他人の権利を侵害するような使い方は許されません。

関連法令を理解し、適切な設置と運用を心がけましょう。 

疑問点があれば、専門家や弁護士に相談することをおすすめします。

7. まとめ

この記事では、「防犯カメラ」と「セキュリティカメラ」の違いについて解説しました。

結論として、両者に明確な定義の違いはなく、ほぼ同義語として扱われています。

一般的には、「防犯カメラ」は犯罪抑止を目的としたカメラ、「セキュリティカメラ」はより広範な安全確保を目的としたカメラというニュアンスの違いがあるものの、機能面での大きな差はありません。

カメラ選びで重要なのは、設置場所や目的に合わせた機種選びです。

屋外設置には耐久性や耐候性に優れたバレット型、屋内には目立ちにくいドーム型など、それぞれに適したタイプがあります。

また、画質、録画機能、センサーの種類、スマホ連携といった機能や価格も重要な選定ポイントです。

設置は業者に依頼する方法とDIYする方法がありますが、法律や近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。

この記事が、東大阪防犯・セキュリティ対策大阪のためのカメラ選びの一助となれば幸いです。